第1章

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「そうだ、提督」 「どうした。キスでもしてほしいのか?」 「キキキキ、キス!?」  またまた真っ赤になりかける金剛であったが、何故かスレスレのところで立ち止まる。 「それは大いにFoodfingerをそそられますが、帰ってからにしてもらいマス。提督に一言だけ」  金剛が咳払いをした。  戦場にいるような緊張感が立ちこめてくるが、結局はいつもの金剛だった。 「I'm always close to youネ♪ てーとく☆」  言葉の意味はさっぱりと分からないが、いつものようでいて透き通った笑みが網膜に焼き付いていた。  あれから数ヶ月経った今でも。
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