第1章

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え…子宮…?子宮って、女の人にしか無いはずだろぃ…? ブン太:あ、あのぉ…子宮って… 医者:えぇ、女の人にしかありませんよ?でも、丸井さんのお腹には子宮があります。見てください、この、袋みたいなのみてますか? ブン太:は、はい見えます…これはなんですか? 俺は半信半疑で聞いた。 医者:これは、赤ちゃんが入ってる子宮です。ここに、丸井さん…貴方の赤ちゃんが宿っているんですよ? 赤ちゃん…俺とジロくんとの命…ポロッ 俺は泣いていた、気付くと看護師さんが自分が着ていたカーディガンを脱いで俺の肩に掛けてくれた。 ブン太:ヒック....ヒック....ありがとう...ございます....(ゴシゴシ 看護師:いいえ、泣き止んで下さい、赤ちゃんも不安になりますよ? 俺はそう言われるとお腹を優しく撫でた ブン太:ごめんな、俺がしっかりしないといけないのに... 看護師さんと助産師らしき先生が俺を眺めながら微笑んでくれた。 1時間すると診察室にジロくんが来てくれた。 慈郎:お、遅れました...ハァハァ... 俺は知らない間にジロくんに抱き着き泣いていた。 慈郎:ブンちゃん...大丈夫??(ナデナデ ブン太:う、うん....大丈夫…それに俺が泣いてたら赤ちゃん悲しむだろぃ? 俺は目を擦ると、先生が… 医者:丸井さん、これから大変ですけど、一緒に頑張りましょ、私達医者、 看護師は丸井さん夫婦大歓迎です。これからよろしくお願いしますね。 そう言うと、医者は俺達に名刺を渡した。 ブン太:田中…佳恵さん…? 田中:はい、一応男性妊娠の研究もしているので、丸井さんの事心から応援致します。あ、あちらから看護師の、吉永美由紀、高梨奏多、です。 看護師2人:よろしくお願いします。(ペコリ ブン太:あ、丸井ブン太です、色々とお世話になります! 慈郎:芥川慈郎です、あ、一応、ち、父親です。よろしくお願いします(ペコリ 俺達は医者に挨拶をした。 田中:あ、丸井さんじゃ言いづらいからこれからブン太君って呼んでもいいかしら? 田中先生からそう言われると俺は笑顔でもちろんです!と、答えた。(看護師さんからもブン太君って言われることになっちった! 田中:ブン太君、今日から一週間検査入院しよっか、男性妊娠は色々大変だし、赤ちゃん見たいし…お母さんに連絡してくれる??
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