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俺は入院になった…親にも言わなきゃいけない…俺は今、産婦人科の特別病棟に居る。
看護師さんが患者さんに会わない為にこの部屋を配慮してくれた。
ブン太:はぁ…どうするんだよぃ…俺のお腹の中に赤ちゃんが居るなんて…どうしよう…俺母親になれねぇよ…ヒック…ヒック
俺は泣いていた…すると、急に右手が暖かくなった。
ブン太:ジロー?どうした?
俺が泣きながら聞くと、ジローは涙を飲むように俺に謝罪した。
慈郎:ブンちゃん、ごめん、本当にごめん…辛かったよね…怖かったよね…本当にごめん…
ジローが、泣いてる…?俺の為に…?
ジローの泣き顔を見てたら悲しくなって、俺はジローに抱き着いていた。
ブン太:ジロー、ジローは何も悪くない…俺この子を産んでもいい?
俺はお腹を摩りながらジローに問い掛けると、ジローは満面の笑みを浮かべて
「うん!」と頷いた。
ブン太:よし、母さんに連絡しないとな。
俺は携帯を片手に母さんに電話をした。
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