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この日記、確か中二くらいの時にはじめて、三部作として完結したんですね。
……まぁ内容は下らない話から、感情的な話まで。特に哲学的な内容もありました。
なんで、空は青いんだろう、に始まり。
誰かと話すという現象に違和感を覚えたり。
神様は未完成で、完全を求める人間たちの意味のない戯言だったり……なーんて、バカみたいに思考するのが趣味になっていました。
当初は哲学の本とか買おうというのは一切思いませんでした。ただ、なんとなくってのが大半と、その先人たちに影響して受け売りだけで発言してるんじゃないかって思われたくなかったから。
もちろん、はじめて本を手にとった時、自分が考え結論づけた内容が全部書いてあって、先人がもう全部議論済みなんだって軽くショックを受けたのも記憶に新しい。
それでも基本的にポジティブな人間なんで、だったらこれから奴らも考えつかなかった新しい疑問や答えを探そう! ……と別に哲学者でもなんでもない、なろうとも思ってないけどそう決意した瞬間でした。
本当はね、そんな偉大なものじゃなくて。
始まりなんてのは、本当に辛くて、今にも死んでやりたいような感情の渦の中で「生きるってなんだろう?」とか漠然と考えたことがきっかけだったんです。
もとより、哲学的な衝動に目覚めたのは幼稚園児の時でしたが(何故彼らが父、母としてここにいて僕と喋ってるのだろうかと気持ち悪くなったのが多分一番最初の哲学)。
そもそもね、何故生きるのかを問いただして、自分なりの答えを出そうと過程全てをもって考え続けなきゃ、きっと死んでいました。生きるを考えて、意味のない死を選ぶという選択は絶対にしたくなかったんですね。
どれくらい辛かったなんて、別に言うつもりもないし、表せもしないだろうし。当時は日記にどうにかしてでもこの辛さを表現できない者かとモヤモヤしてそれが辛かったりもしたくらいですが。
そうじゃなくて、辛さなんて感じ方だけで人それぞれ。何を持って辛いのか、どれだけ心を殺すのか。それは共感することも伝える事も出来ません。だからただ泣きすがって言葉を吐き捨てるしかないのに、その相手すらいなくなると生きる意味を問いただす以外に、方法がなかったのかも知れませんね。
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