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勇が手を差し出した手に、小さな手を乗せ歩く後ろ姿を見送って
感触の残るお尻を撫でた
勇さんてば、澄ました顔してヤらしいんだから
「勇さんと何の約束したんだ。変なんじゃないだろうな」
地味で平凡な顔に不快の色を浮かべ、冬樹より一回り大きな体で素早く動き
背後から、エロチックな身体に抱き付いた
「なあ? 約束って何」
練習着の裾から手を忍ばせ、ぷくりとした小さな尖りを人差し指と親指で摘み
「遅刻してきた癖に、触り過ぎ・・・・・・ッ、ぁ、ダメ・・・・・・離して」
小刻みに指を左右に動かしコリコリした弾力を楽しみ、裏返して中指の爪で撫で刺激を与えつつ
苦しげに眉を寄せ、手で口を押さえる冬樹を覗き込む
「触りたいから、止めない。それより言えって、何の約束したんだ」
色めいた艶を含んだ瞳で、翔太を流し見れば
キラキラ輝く光を宿す目に、苛立たしげな影がある
ーーーッ、痛
え? アレ、何でだろう
ツキンと胸・・・・・・に、鋭い痛みが走った
まるで、針を刺されたような
冬樹と翔太は、幼なじみで親友
誰よりも安心出来る冬樹の居場所ではあるけれど
恋愛感情は欠片もない
だって・・・・・・、好きなのは
恐ろしい顔で翔太を睨む勇の後ろに隠れてしまい、姿の見えない夏樹を思い浮かべるだけで
綺麗な目を細め、赤く色付く唇を艶やかに震わせた
悔しげに、表情を歪める翔太に気付かず
甘い吐息を「ハァ・・・・・・」漏らす
改めて、翔太へと視線を向け
胸が・・・・・・少しだけ、痛い
あー、もう! 分かんないや
頭を振って胸にある大きな手を、動きを止める為に練習着の上から押さえた
「大したことじゃない。勇さんとキスするだけ」
「フザけんなよ、冬樹。ガキん頃から、お前は俺のだって決まってんだ。勝手に触らせんじゃねえ」
無骨な太い指で固くなった尖りをギュッと抓み練習着へと、擦りつけてきた
慌てて両手で口を押さえ、いやいやと首を振り続ける冬樹の目に
情欲の炎が灯っていく
ーーーダメ! 夏樹に見られる
訴えるように翔太へと、艶めいた目を向ける冬樹の
長く伸びたグミを捻り、爪を立てた
「ーーーーーッ、アァ・・・・・・」
思わず胸を突き出し、声を漏らしてしまう冬樹の唇から垂れるヨダレを
愛しそうに目を細め、赤い舌でペロリと舐め取り笑った
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