良い女とぶりっこ女の人生の分かれ道

分かれ道その1:演劇

ある小学校のクラスで演劇を決めている。

「それでは、今度のウチのクラスでシンデレラの劇をやります。えっと……配役は。」

「先生!菜々美がシンデレラをやりまーす!!」

田宮 菜々美(ﾀﾐﾔ ﾅﾅﾐ)は、クラスで一番のぶりっこ女でワガママな性格な事を担任とクラスメートは知っていた。

「じゃあ田宮がシンデレラなら他は……。」

すると１人手を挙げた。

「先生。私、魔法が使える魔法使いの役をやりたいです。」

「ほぉ、積極的で宜しい。よし日高は魔法使いっと。」

日高 優美(ﾋﾀﾞｶ ﾕﾐ)は天然だけど、優しい性格でクラスの学級委員長。