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「しかも、志水さんは寺本君のおじいさんに優しくしてたんだよ。その志水さんは、寺本君の婚約者として向かえるの。ね、寺本君。」
将希は、由良に言った。
「金本。俺のじいさんが、ずっとブレスレットをした子を婚約者として向かえるって言ったんだ。悪いが、お前に入るスペースなんて無い。」
「将希様……。」
「これから、志水や金に頼らず自分の力でやるんだな。」
こうして由良は権力を失墜し、文化祭後の後片付けを全てやる羽目になった。しかし、美南が回復してクラスに戻ると全員が由良を一斉攻撃しようとした。
すると、美南は由良を庇う形をして、クラスメートに言った。
「みんな、複数で由良様を責めないでください。」
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