57人が本棚に入れています
本棚に追加
忍は、勇也と笑里のテストの点数を見てそれぞれ言った。
「勇也、苦手な所が解けて凄いじゃない。笑里は、あとここの所解けば勇也と同じ点になれるよ。二人とも頑張ったから、今日の夕飯は勇也と笑里の好きなものに決定!!」
「「やったーーー!!」」
兄妹の温度差をつけずに子育てをする忍。
そんなある日、それぞれの子どもの事に関する一本の電話が入った。
それは、下校中に交通事故が起きたのだ。
勇也は、笑里を庇い重症を負った。
忍は急いで病院へ向かった。すると警察と手当てを終えた勇也が大泣きしている笑里を落ち着かせている所だった。
「お母さんですか?」
「はい……あの、子どもは…。」
「安心して下さい。勇也君と笑里ちゃんの命に別状ありません。」
最初のコメントを投稿しよう!