分かれ道その25:母親

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「ごめんねぇ麻友。ママがちゃんと気付いていればこんな事になれなかったわ。」 警察官がイケメンだったので、その前で子どもを愛する母親を演じた。 「今度から気を付けてください。」 二人が警察を見送ると、奈津美の態度がガラリと変えた。 「麻友、あんたのせいで大恥かいたじゃない。ホントにそのまま事故で天国へ行けばいいわ。」 奈津美の心無い言葉にショックを受けた。 それぞれの子育ての大きな違いで、家族を巻き込む出来事が起こる。 それは、和馬が友達を連れて家で遊ばせた時だ。 和馬は、クラスの女の子を家に招待していた。 「あら、いらっしゃい。和ちゃん、先に部屋へ行ってて。」
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