分かれ道その1:演劇

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すると、チャイムが鳴った。 「じゃあ、今日の練習はこれまで。明日は出来なかったシーンからやるので、台本を読むように。それじゃあ、次の授業の準備をして待つように。」 「あーあ、委員長のせいであんまり進めなかったぁ。」 演劇の練習が進まなかったことを優美のせいにして教室に戻る菜々美。 「優美ちゃん、あんな事を言われていいの?」 「うん…。菜々美ちゃんの希望にそえなかった私が悪いの。もうちょっと、練習したほうが良いみたい。」 「優美ちゃん、あんまり無理しないで?」
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