前録。

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――僕は、その時集まった幹部達に何と言ったのかを正直覚えていない。 ふ、と我に返った時の言葉。 それは       ノーヴァ 「今回の件、彼 らの総意ではなく、構成員が偶々迷い混んだだけかも知れない。 其でも。 『暗殺』を冠する役の者が、ここに這入ってきたのは事実。 其は… だ い じ な か ぞ く シュヴァルツ聖堂区 が危機に晒された、と言う事だ。」 と言うもの。 其処まで言っては引っ込みも付かない。 だから。 「……ノーヴァに布告をする。 平時の『布教(せんそう)』ではない。 ――『戦争』だ。」
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