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「名前がないのは不便ではないのか?」
確かに名前がないのは不便で仕方がない。ここの森の中では通り名と主で呼ばれてたけど。
「名前考えてもらったんだけどあんまりしっくりくるのなくて。」
どれも俺らしくないんだよね。我儘に聞こえるとは思うんだけど折角ここの世界で通用する名前だからしっくりくるような名前がいい。
「主に相応しい名前が思いつかないんだ。」
「おかげでとんでもない2つ名が出来上がったよ………。」
事の発端はヒワタリだ。俺はヒワタリとトトとの練習をこなしていって、ここの森の魔獣に出会ったんだが攻撃を受けてしまってトトとヒワタリがキレて俺が必死に止めたんだけも
その時に魔力暴発しちゃって大惨事になったんだよねー……。
「でっなんて呼ばれてるんだお前?。」
「魔女だってー。俺男なのに……。せめて魔王にして欲しかったよ……。」
俺は身長が168㎝という微妙なサイズで細身でさらにはローブしてたから性別間違えられたんだよ……。
「魔女……。」
そう言ってじろじろ俺を見てきた。正直見られるのは嫌いだ………。ただ目の色が赤いってわけじゃない。違う種類のましては魔獣の目が入ってるから左目とサイズや形が異なるのだ。
はたから見たらただの化け物だ。
髪の色は気にしてないけど………。むしろ黒色の髪は忌み嫌われるらしい。それを多少は緩和できるし。
森から出ることのない俺には嫌われるも糞もなさそうだけどねー。
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