六話

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「あそこにある建物が私達の加入しているギルド『竜星群』です」 再び歩き始めて数分。アルフの手で示した先には屋根が黄色い三階建ての周りより少し大きくて目立つ建物があった 「おぉ、『雪の宿』とは雰囲気が違うな」 「あそこは言ってしまえば田舎のオンボロギルドだしな」 雪の宿とは俺たちがホームとしていたギルドである ちなみにホームに指定しているギルドではクエストを受けると1割報酬が上乗せされる上にホームクエストという割と稼ぎの良いそのギルド固有のクエストを受けられる権利がある 「分かっているとは思いますがギルドの右にある建物が納品場です」 納品場は冒険者が剥ぎ取ってきたモンスターの魔石や皮などを一度買い取る場所だ。依頼料と並ぶギルドの主な収入源である 下手に商人に持っていくよりはマトモな値段がつくことが多い 「では行きましょうか」 ギルドの扉を開けて中に入っていくアルフに続く俺たち 中を見回すと正面には受け付けの人が3人並んだカウンター。右にはちらほら依頼を眺めている冒険者が前に立っているクエストボード。左には上と下へ行ける階段が見えた 「あら、早かったわねアルフレッド君。ハルク君も来たのね。で、後ろが昨日言ってた二人?」 扉から一番近い受け付けに座っている長い金髪の髪を後ろで括った女性が俺たちを見かけるなり話しかけて来た
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