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毎日毎日保健室の通い
休み時間のあいだに移動するから誰にも言ってない
そんなある日の事だ
副担が来て「すみません。アザミ来てませんか?」って言った
ボクはビックリした
その副担は苗字じゃなくて名前でボクの事を呼ぶ
ボクに来て、「心配したやんか。先生がアザミ居らん」って言ってるよ
ボクは黙ったままで
保健室の先生が?色々あってクラスに居づらいから、毎日ここに来てましたよ?って副担に伝えた
「そうですか。ありがとうございます」と言った
急にボクに話しかけてきたからまた、ビックリした
「アザミどうしたん?何かあった?」
この問にも黙ったままだった
今喋ったら、泣いてしまうから黙っていた
「言ってくれないと分からんよ?ゆっくりで良いよ」と言ってくれてた
そんなこと言われたら泣いちゃうって思いながらゆっくり話した
話してる最中やっぱり涙が出てきて、しゃくりながら言葉になるように伝えた
伝え終わったら副担は泣いていた
そして、まだ泣いているボクを優しく抱きしめてくれた
余計に涙が出た
抱きしめられたのは赤ちゃんの時いらいだ
久しぶりの人の体温だった
しばらくして落ち着いたけど、今日は技術受けて家庭科は保健室居てお弁当の時は副担と一緒にクラスに行く事になった
技術は遅れて行ったので誰にも会うことが無かった
家庭科の時に保健室に戻った
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