中学年から

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~卒業式~ クラスに入るのが怖かった 入ったら数人に話しかけられた だけど、怖くて黙って俯いたままゆっくりと、途切れ途切れ小さく喋った あの時のボクにはこれが限界だった 今でもそうだけど、軽くトラウマになってる じゃっかん、人間不信になり、人間嫌いになり、他人と会ったら警戒するようになり、喋ろうとしなくなった これが今のボクだ けど、卒業式には親が来るので普通を偽った 内心はね【怖いよ。辛いよ。苦しいよ】っていっぱいだった 早く終わればいいのにって感じだった 早く終わって家に帰っても暴言言われるだけなんだけどね 頼んでもない卒業式来てさ、来た後は暴言吐くんだよね 本当意味が分からなかった 学校も無く、中学校まで休みだった 家に居ても犬と遊ぶか絵を描くか歌うことしかすることが無かった そのどれかして無いと暴言言われるから 友達と思える人が居ない だから、名付け親と話をしたりした その時間は楽しくて時間がたつの早かった 夜はすること無くて、布団に入りながら名付け親と絡んでた いつの間にか寝てしまって また背中踏まれた 背中だけじゃなかった足も踏まれた 痛くて目が覚めて周りを見渡したら 笑いながら「どうした?」と聞く母親と兄弟の姿があった 無言で体制をかえて また名付け親と絡んだ いつの間にか寝ていた
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