XOXO

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XOXO

「あたし、バレンタインに告白する!!」 学校帰りのファーストフード店。 ポテトをつまみながら目の前で力説する未来を見て、思わず手に持っていたポテトを落っことしてしまう。 ポカンと空いた口。 きっとずごい間抜け顔。 だけどすぐに未来の言葉の意味を理解して。 「や、やっと決心ついたの!?」 前のめりになるあたしに、若干引き気味のようだけど。 そんなの気にしていられない。 拓也くんに告白する言ってたのに、なかなか踏み切れなかった未来。 何度も覚悟を決めたのに、そのたびにあたしがその機会を全部ダメにしてきた。 拓也くんだって未来のことが好きなくせに、やっぱりあたしのせいでうやむやにさせてしまったのだけれど。 なんとなく告白をすることができなくて、今の今まで来てしまったわけだ。
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