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「ルクー!!ご飯できてるよー!!」
2階の扉をノックもせず開ける女性の名はフレア。
ルク「んー…むむ…」
布団をかぶり後5分とつぶやく。
フレア「もう。まだ寝てる!今日呼び出しされてるんでしょ?!遅刻するよ!今日は城に呼ばれてるんでしょ?」
とルクを揺らす。
ルク「わーってるよ…おきるから…」
そういえば……忘れてた。
ルクは思い体を持ち上げ服に普段着に着替え始める。
ちょっと!!とフレアはあわてて部屋を出る
ルク「なんだよ。別に今更だろ」
と鼻をならし遠慮なく脱ぐ
下で待ってるからねとフレアは階段を駆け下りた。
着替えをしてベッドを整え窓を開ける。
今日も快晴。いい日になりそうだとルクは空を見てほほえんだ。
寝癖を整え、階段を降りるとせっせと朝ご飯の支度をするフレアが目に入った。
フレアとは小さい頃からずっと一緒にいて妹の様な存在だ。面倒見がよくて家事も出来る。俺より小さい体で、いつも頑張ってくれているんだ。
お互い母親もいない父親もいない。俺にとって、家族はフレア一人だ。
もしフレアにもしものことがあれば、俺は命をかけて守るだろうな。
たとえ王を敵に回してもな。
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