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少し、肌寒い陽気に桜の花びらがチラチラと散っていく。
誰も通らない体育館の裏で、むなしく男4人が寒さをしのぐように円陣になっている。
奏都「無事に入学出来て良かったよ。」
ほんわかの茶髪にニコニコと微笑むのは、米原 奏都。
匡輔「ねぇ~。雅が入試試験ヤバかったもんね♪」
真っ黒な黒髪にニコニコして、焼きそばパンを袋からあけるのは五十嵐匡輔。
雅牙「テメェ!匡輔(`Δ´)自分だってヤバかったじゃねぇか!」
弄られた焦げ茶の髪が、風にゆらゆらと揺られているのは、平沢雅牙。
竣「うるさい。どっちも危なかったけど…。入試得点…二人ともギリギリだったし。」
読みかけの本を閉じて三人の会話に入っているのは、柴咲竣。
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