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翌朝6時に起きて朝食作り。お弁当も入れたかったが容器がない…
そう、じつはまだ荷物が届いてないのだ…
海外から荷物を運ぶのにはそれなりの日数がいる。そこを無理やり僕だけでもって引っ張ってこられたわけで…
クローゼットの中に鞄と制服があったからまぁいいか。
教科書は本棚に詰められている。
なんだこの至れり尽せり感…気持ち悪い…!!!
ゾッとしていると、ピピピ…という電子音が鞄から…
まさかと思いつつ鞄を開けると真っピンクなスマートフォン…。
催促する電子音を無視してスマホを調べ、やっと電話に出る。
「グッモーニング!!さつきちゃん!!」
うるさい声…これは間違いなく…
「good morning 理事長サン。」
「家具やその他は気に入ってくれたかな?アッハハ!まぁ選んだの僕じゃないけどね! 」
多方秘書さんだろうな…
「学生証やらなんやらのたーいせつなモノはクローゼットの金庫の中ね! それじゃあグッドバイト!!」
なんだよグッドバイトって…ミッドナイトと同じ発音で言ってたけど…
すぐに金庫を確認するけど、学生証やらメモやら鍵やらで、やっぱり学園の情報なんかは入っていない…
あの狸おやじ腹立つー!!
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