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「だけど、本当に約束だぞ」
「はい?」
「おまえはプロのSPじゃねえんだ。絶対に無茶すんなよ」
たとえ――俺に何かあっても。
それでも
念を押したように言うから。
「だから、本当に危なかったら逃げるって言ってるじゃないですか」
僕はからかうように笑って
背中を向けて走り出す。
「それより早く用意して出ないと。その前に東堂さんに殺されます」
そうでも言わなきゃ
連れて行って貰えない。
分かってたから――。
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