第11章 ボディーガード②

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ファンミーティングの会場は 思った以上の盛り上がりを見せていた。 「女、女、女、よくもまあこれだけ集めたね」 山のような女性ファンを集めた 張本人だと言うのに。 ステージの幕間から開始前の会場を覗くと ココさんは人事みたいに首を傾げる。 「嬉しくないんですか?」 「嬉しいさ。この為に頑張って来たんだもの」 それでもやっぱりどこか抜けた顔して。 「けど、イベントの最後に全員と握手すると思ったらちょっとくらっとした」 言った。
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