第11章 ボディーガード②

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「バカ言うなよ!嘘ついて俺だけ抜けれるかよ!」 憤然と言い放つと 楽屋のドアを蹴って悠月さんが姿を現した。 「直前に言っても変わらないと思います……」 強気で 正直で 曲ったことが大嫌いだから。 「おい!悠月」 「おまえなぁ、嘘も方便って言うだろ?こんな時ぐらい……」 東堂さんが叱り飛ばしても リーダーがなだめすかしても無駄だった。 「こんな時だからこそだ!デビュー後初のファンミでファンを騙すようなことしろって言うのか?ならこんなイベント自体やる意味ないだろ!」
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