第11章 ボディーガード②
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正論なんだか 理想論なんだかは別として。 「逃げたりしない……」 幕の向こうで自分を待つ 歓声に耳を澄まし 「何があっても俺はここにいる」 悠月さんは凛として言い放った。 犯人が怖いのか それとも悠月さんが怖いのか。 「だ、だけど……昨夜の女がまた来たらどうすんのさ?」 女の子みたいに可愛く着飾った愛理が すっかり及び腰で言葉を濁す。
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