第11章 ボディーガード②

21/33
前へ
/33ページ
次へ
「とにかく、安全第一だ。分かったな?」 円陣を組むように メンバーの肩を抱いたリーダーに 「だから、まとめ方が爺臭いんだよ。いっつも」 「おまえな!誰のせいでっ……」 悪態つきながらも 悠月さんは信頼の拳をぶつける。 「それじゃいざという時は頼んだよ。バッカスのブルース・リー」 「は、はいっ……!」 ココさんがくしゃくしゃと僕の頭を撫でた。 そして――。 「ミイ……」 舞台に立つ間際の 加々美悠月が僕に向きなおる。
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

54人が本棚に入れています
本棚に追加