第11章 ボディーガード②

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みんな悠月さんが好きなんだ。 触れたくて手を伸ばし 崇めるように陶酔する。 可愛いプレゼント。 心をこめて書いたメッセージ。 一瞬 一瞬が 夢見る彼女たちの笑顔で埋め尽くされる。 その繰り返し。 悠月さんへの 悪意なんてここにはない。 そう思って一瞬。 そうさほんの一瞬。 僕は ――油断したんだ。
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