第11章 ボディーガード②
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「きゃあぁぁっ……!」 混乱する叫び声。 一斉に逃げ惑う女の子たち。 目深に被っていた帽子が吹き飛んで。 ようやく 何が起こっているか分かる。 「実くん……あんた……どうして……!」 昨夜の女だ。 ナイフを高々と掲げた女が 倒れた僕に馬乗りになって叫んでた。 「ずっと見てたのに……どうして……!」
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