第11章 ボディーガード②

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「悠月さんっ……やめて下さい!」 僕の為に そんな無様な姿を 晒させるわけにはいかない。 「やめて……」 僕のせいだ。 悠月さんを助けるなんて 大きなこと言ってこのザマだ。 「僕なんかのために……そんな事しないで下さいっ……!」 昔の泣き虫が顔を出す。 「うるせえっ――黙れ!」 床に手をついた悠月さんに怒鳴りつけられ 僕はボロボロと泣いていた。
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