第11章 ボディーガード②

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「あーあ。大胆な告白だこと」 新聞を取りに来たんだ。 「いや、これは……」 どぎまぎする僕らの横を ジャージに眼鏡姿のココさんが 白けた顔してゆっくりと通り過ぎてゆく。 なんか 猛烈に――気まずい。 「ココ、珈琲牛乳飲むか?」 「いらないよ」 「いいから飲めって!」 悠月さんは誤魔化すようにそう言って ココさんの肩を組みながら宿舎にとって返した。 「まったく……」
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