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第11章 ボディーガード②
話が違う。
翌朝。
鳴らない目覚まし時計を手に
僕はびっくりして飛び起きた。
「悠月さんっ……!?」
もうベッドに悠月さんの姿はない。
『24時間片時も離れるな』
言われたばかりなのに
僕を置いてひとりでどこかに行くなんて――。
着替えを済ませ
部屋から飛び出す。
まだ起床時間も間もないのに
どこ行ったんだろう?
辺りを探しに出ようと
玄関口で靴をはき勢いよく扉を開いた。
――まさにその瞬間。
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