第5話

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『もっと欲しい』 言ったら、くれるのだろうか。 身体の中をじわじわと侵食されていく様な変な感覚を覚えながらも、それを嫌だと思えない私がそこにいた。 駄目なのに、抱かれたい。 彼にだけはこれ以上許してはいけないのに、身体はそれを素直に受け入れることができない。 「……」 分かっているのに拒めない。 熱を帯びていく身体は彼を求めてる。 欲しい。
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