第5話

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「ストーカーなの?」 「違うよ。あ、でも、ある意味合ってるかも」 「イメージ崩れるからやめた方がいいんじゃない?」 「そうかな。考えておくよ」 「私に発信機なんてつけないでね」 「つけてないよ。つけなくても居場所くらいは分かるから」 「……」 ここで、その言葉の深意を問い詰めるべきか考える。 ――しかし 「着いたよ」 口を開きかけたと同時に、車は私のアパート近くのコインパーキングに入り、停車。 「……」 彼のストーカー紛いの行為を止めるチャンスを失った。
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