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ーーーヨウジーーー
結局、オレとハルとタイ。3人の飲み会になっていた。
早速、ハルのためにミモザを作る。
せっかくだから、モエのハーフボトルを開けた。
ラベルを見たハルが、嬉しそうに笑う。
タイには面倒だから、ハルの残りのオレンジジュースを使ってスクリュードライバー。
ウォッカ多めで。
タイには携帯をカウンターに置かせた。
これで中川へ余計な報告はできなくなる。
ボウモアのロックグラスを掲げて、2人に向かって『お疲れさん。』
アンチョビの入ったサラダを食べながら、タイミングをうかがう。
ハルとタイは、“おいしいねー”なんて言いながら、お互いのグラスを交換して味見?している。
「ハルさん、これ、おしゃれっスねー。ニューヨークの超金持ちが飲んでそうな高級感。」
「マンハッタンの高層マンションとかのね。確かに、贅沢なカクテルだよね。」
「ハル、こっちはどう?」
次に用意したのは、キールロワイヤル。
「うーん。これはヨーロッパのご令嬢的高級感?って感じかなー。これもおいしいねー。」
さらに、ハルの目の前で、苺の入ったフルートグラスに、モエを注ぐ。
「きゃー、見ただけで酔いそう!綺麗だねー。」
よしよし、もうひと息だ。
「ハル、泡が消えないうちに飲んで。」
「あー、そうだねー。」
3つのグラスを目の前に置いて、かわるがわる飲んでいる。
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