10 #2

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気持ちよく、半分眠ってるみたいな心地よさを邪魔されてあたしは不機嫌に目を開けた。 腕を掴んであたしの名前を呼んでいる人。 「春野。立って。」 あきれた顔をした男に引っ張り上げられるままに、立ち上がった。 浴槽を出て、歩こうとしたら、タオルで巻き取られる。 スツールに座って、水を飲んでいると、男が髪にドライヤーを当てて乾かす。 グルーミング中のわんこみたいな気分で、うとうとしちゃう。 ベットに行って、お互いの色んなところを噛んで遊んだ。 舐めて、吸って、噛んで。 入れて、出して、また入れる 男の上で繋がったまま、優しく、きつく、何度もキスして。 あたしはゼリーのように揺れて溶けた。
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