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深くまで体を進めて、春野の顔中を舐めながら、突き上げる。
もう我慢がきかない。
途中で春野がくたりと果てても、止まらない。
ヨウジがどんなに春野をかわいがっていても、こうやって抱き合うのは俺だけだ。
もう秋実も、簡単には春野に近づけさせない。
今、春野に一番近いのは俺だけだ。
余韻の中で、唇を齧れば、また誘うように春野の中が蠢く。
そっと離れて、新しいゴムを手探りする。
もう1回だけ。
それから2人でゆっくり眠ろう。
春野の熱の中で、一緒に溶けながら、春野の瞳に映る自分を見る。
悪くない。
大きく息を吸って、体に力が入ったまま止まる春野。
イッたな。
追いかけるように自分を解放して、春野の上に崩れる。
暫くしてから瞼にキスをした。
「おやすみ。」
春野はもう眠っている。
体を離して後始末をする。
春野を抱きかかえてソファに運んでからシーツを替えた。
温かいタオルで春野の体を拭いてから、頭から被せて着せた俺のTシャツ。
ベットに移して上掛けをかけ、シャワーに行く。
俺が隣に入っても、春野が目を醒ます気配もなく。
抱え込むように腕を回して。耳に鼻を近づける。
そのまま、何かを考える間もなく、眠りに落ちた。
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