【 月に抱かれて … 】

2/3
前へ
/17ページ
次へ
  月灯りがsqua-blueに染まる夜 何より深く…       より深く … 深淵-シンエン-は、その形に声を宿して    混沌-スベテ-の音を消くして行く。 今宵今晩、この一時の     遊戯の末を         無に帰すことで 二つの輪-リン-は色濃く咲いて  "やがては朱色-アケ-に"と願いを込めた … やがて。  それは月の灯りに照らされた        吐息の白さえ温める 。     あなたとわたしと。 どこかで違-タガ-えた      運命-サダメ-の罪に  二つは"銀"の影へと身を潜め      尚も熱を求めて行く …             「あ … 」  もっと強く …       もっと …深く。      「ねぇ… 愛し… ッ?」 どうか、朝よ来ないでと     どうか春よ来ないで… と。         冬の季節に …      「 … 志織-シオリ- 」      「 ま…こ、ッ?」            ねぇ、誠     永遠って…さ         あるのかな?       … … …   … … …     … … …        … … 。    
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加