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そこに一台の大きなワインレッドのピックアップトラック?が止まった。
後ろのトラック部分には、スタイリッシュな手すりが取り付けられている。
ワインレッドの車体とシルバーのバーがかっこいい!
なんて、私が見とれている間に奏が降りて来て叫んだ。
「真優! スマホに出ないから心配したんだよ!」
あっ、スマホはバックの中だった!
「行き着けの温泉宿がこの辺にもあるから、連絡して取ってある。
ゆっくり温泉で暖かくしろよ!
今日は、一緒だから!」
そう言うとエアコンを最大にした。
奏での横顔が心配そうに歪んでいるけど、私は心の中で快哉を叫んだ!
お泊まりだよ~!❤
心の中でガッツポーズをしながら、ホットワインを夢見る勝負下着な私だった。
――完――
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