謎は【銀の鍵】

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下に着いた。 金属の硬い扉がある。 「これは開かないわ」 「いえ、のあさん これは筑紫探偵事務所の 仕事です。二人で頑張って 開けてみましょう」 「横にパネルがあるわ」 「解錠は暗号式かぁ~。 これには困ったな……」 パネルにナンバーで 押しボタンがついている。 「明日まで待ちましょうか? 」 「仕方ないですね」 私達は再びステップを 登って行った。 上まで到着してレイン刑事に 体を引き上げて貰った。 依代も同じく。 「下に金属の扉がありました」 「そう、しかも解錠は暗号式」 「なんだって! 」 レイン刑事が驚くと同時に 依代は何か閃いたようだ。 「あれだ! 」 「え、思い当たる事があるの? 」 「黄園のパソコンに 色々な数字が入ってた所が あったのよ」 「流石、依代ちゃん。 じゃあ、今から調べましょう」 「部屋はこっちです。 ただ……」 「ただ? 」 「番号はいくつもありました」 「げっ、その中全部から 探す事になるのね? 」 「黄園氏のパソコンを 開いて目ぼしい番号は 全部メモしましょう」 「全部、試すしかなさそうね」 三人で黄園氏の機械だらけの 部屋へ急いで向かった。 依代は黄園氏のパソコンを 開いてキーボードにかじりつき、 操作を始めた。 数字がいっぱい書いてある ページにたどり着いた。 「ん? あれっ、これは……」 「1から始まるのが1階の 仕掛け扉の解錠番号かしら? 」 「この館は3階立てで 地下がありました」 「て、事はこの館の地下1階から 地上3階までにカラクリ扉が こんなに沢山あるんだ~!! 」 「それなら0から始まるのが 地下の仕掛け扉の解錠番号? 」 「とりあえず、全部メモします。 また降りたら0から始まる番号を 試してみましょう」 レイン刑事は 「また、行くのか? 」 私達は 「「勿論です」」 と答えると頷いてくれた。 「のあさん、準備OKです 」 「行くよ、依代~」 三人で再びさっきの マジックミラーの後ろの 空間に戻った。 ステップをレイン刑事に 降ろして貰い、私達は下に降りた。 硬い金属の扉の横に付いた パネルのボタンを0が 最初につく番号を順番に 入力していった。 カチリッ!! 「「開いたわ~!! 」」 二人で解錠された 金属の扉を開いた。
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