第1章

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世間では、色々な事件が起きる。 例え被害者の数が同じでも事件によって、取り上げられる規模は様々だ。 そして人々は他人事のように好き放題発言して忘れてゆく。 その繰り返しなんだ。 それは極自然で、時間さえ経てば次の話題に夢中になっている。 唯一、事件に巻き込まれた身内は、何故自分等こんな目に合うのだ。と考える。 それまでは右から左に流すように読んでいた新聞も、サウンドミュージックのようなニュースも、放って置けなくなる。
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