第3章

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「ごめんね、ハナオ。 優也がさ"あいつのビビった顔を見たくねーか?"ってうるさくて」 「名付けて"ハナオ肝試し大会"だよヘヘッ」 ふーん。 あっそう、 はぁーと長いため息を吐く 「ほら、もう寝るよ」 困ったように笑うあたしに 拍子抜けする3人 朱里は立ったまま寝ているし あたしもそろそろ眠い 「怒ってないの?」 「ん。いーよ別に」 翔がホッと胸を撫で下ろす。 朱里がこっそり教えてくれたこと この旅行の目的は "ハナオ歓迎パーティをかねた旅行"だそうで、それを聞いた以上 いっぱい計画を立ててくれた優也やマオ、翔に怒る要素がないよ …ほんとバカ 誰にも聞こえない声で、ありがとうと呟いた。
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