第3章

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「俺のパンツどこだ!」 「だから言ったろ、ちゃんと名前書けって」 「ガキじゃねぇよ。つか、それ俺のパンツ!!」 荷物をまとめて バルコニーから海を眺める 今日で、さよならか。 あっという間だったなー パンツで騒いでる奴らを無視して この3日間のことを思い出していた ゴージャスな部屋に泊まって 豪華なご飯食べて ビーチバレーして 肝試しして、 去年のあたしからしたら 考えられなかっただろうな。 ーーーコンコンッ 「ごめんごめん、もう出発するん…ってお手伝いさん?」 てっきり翔が呼びに来たかと。 無表情を維持したまま、彼女は顔を上げる
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