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「名無しの暴走族って3年生の朱里さんがいるところだよね」
「そう。噂ではーーー」
"あの狂魔と組んだらしいよ"
通り過ぎる2人組の女子に便乗して
ヤンキーは目を輝かせた
「マジ、リスペクト 。あの狂魔を仲間にした朱里さんマジ尊敬」
狂魔ってあたしのことじゃん
あーなんか実感わかないや。
このヤンキーくんも
あたしが狂魔だと知ったら、驚いて気絶するんじゃ‥‥
うん‥‥その時はごめんね。
ドアノブをひねる
古くさいカビのにおいと
本に囲まれたあいつの背中
やっぱりここにいた
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