第4章

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「名無しの暴走族って3年生の朱里さんがいるところだよね」 「そう。噂ではーーー」 "あの狂魔と組んだらしいよ" 通り過ぎる2人組の女子に便乗して ヤンキーは目を輝かせた 「マジ、リスペクト 。あの狂魔を仲間にした朱里さんマジ尊敬」 狂魔ってあたしのことじゃん あーなんか実感わかないや。 このヤンキーくんも あたしが狂魔だと知ったら、驚いて気絶するんじゃ‥‥ うん‥‥その時はごめんね。 ドアノブをひねる 古くさいカビのにおいと 本に囲まれたあいつの背中 やっぱりここにいた
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