第4章

8/43

1326人が本棚に入れています
本棚に追加
/887ページ
「ヒントは昔、クスリと女には目がなかったっていう噂」 「んなの分からない!勿体ぶらずに教えてよ」 「‥‥本当に分からない?」 突き刺さる視線を無視して 頭をフル回転させる。 クスリ、女‥‥ 見覚えがあるわけじゃないけど あたしが族潰しの狂魔として知られるようになった、あの事しか思い当たる節がない それとどう関係している‥‥ 「あ!」 そっか。それだ もしかして、 「狙いは‥‥‥‥あたし?」 涼介の唇が弧を描いたことによって返事は聞かなくても、わかる 「やっぱり」 長いため息を吐いた後 頭をガシガシと荒らした
/887ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1326人が本棚に入れています
本棚に追加