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「ヒントは昔、クスリと女には目がなかったっていう噂」
「んなの分からない!勿体ぶらずに教えてよ」
「‥‥本当に分からない?」
突き刺さる視線を無視して
頭をフル回転させる。
クスリ、女‥‥
見覚えがあるわけじゃないけど
あたしが族潰しの狂魔として知られるようになった、あの事しか思い当たる節がない
それとどう関係している‥‥
「あ!」
そっか。それだ
もしかして、
「狙いは‥‥‥‥あたし?」
涼介の唇が弧を描いたことによって返事は聞かなくても、わかる
「やっぱり」
長いため息を吐いた後
頭をガシガシと荒らした
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