第4章

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カツラを脱ぎ捨てて約10分後 来い来いとうるさく言われて 結局たまり場に来てしまった 「ハナオは何飲むー?」 冷蔵庫を開けた翔と目が合う 「お茶持ってきたから大丈夫」 「オーケー」 異様な空気が いつまで経っても漂っている 何かあったんだ。きっと あたしが気づかないとでも‥‥ マオが心配そうに窓を眺めているのも 翔が携帯を気にしていることも あたしには 誰かの心配をしているように見えた
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