第4章

12/43
前へ
/901ページ
次へ
あたしだけ教えてくれないなら 聞くしかない。 どうか、 あの族と関わってませんように‥‥ 「優也と朱里はどこ?」 ワントーン低くなった声にビクッと肩を揺らすマオ。 翔が気をきかせて、あたしの目と合わせた 「さぁ。女の所じゃない?」 「とぼけるなよ」 涼介より分かりやすいっての。 下っ端の人達もいないし、何だか嫌な予感がする あたしせいで、2人に何かあったんじゃ‥‥ いても立ってもいられず 飛び出そうとしたあたしの手が後ろに引っ張られた
/901ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1326人が本棚に入れています
本棚に追加