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「いいから落ち着け。朱里には言うなって言われたけど‥‥はぁー、分かったよ」
「でも、翔ちゃん!」
マオがチラッとあたしの顔を見る
朱里‥‥なんで‥‥
「あぁ。このまま黙っとくのも気が悪いからな」
翔が困ったように笑って
あたしを座らせると、静かに話し始めた
優也がいなくなった‥‥
あたしに電話した後、トイレに行ってから帰ってないこと
連絡がつかないこと
心配した朱里が今、探しに行っているということ。
そして
「龍月(リュウズキ)って名前聞いたことあるか?」
あたしが潰した族の
仕業だということ。
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