【side・一】

2/21
前へ
/63ページ
次へ
いつからだったんだろう。アイツを目で追い始めたのは……。 アイツ、篠塚千寛(しのづかちひろ)との出会いは小6の時。転校してきた俺が転入したクラスの学級委員だった。 成績優秀でスポーツもでき顔もまあまあ。 クラスの人気者でもあった千寛はまさに『学級委員』を絵に描いたようなやつだった。 だから普通だったらただのクラスメイトの一人で何の接点もなく過ごすはずだった。 しかし結果からするとそれは違っていた。
/63ページ

最初のコメントを投稿しよう!

160人が本棚に入れています
本棚に追加