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しかしまたしても俺の体は瞬時に反応しそれを避けた。
すると殴りかかった勢いが止まらなかったハジメの体は前につんのめった。
その体を支えようと手を差し出したが間に合わずハジメは地面へ体を打ち付けた。
「っクソ!」
「……戻ってこいよ」
手を貸し起こすこともできた。
しかし今はプライドを傷つけられたハジメには屈辱的なものになるだろうと察し、倒れ込んだハジメにそれだけいって俺はその場を後にした。
その後、ハジメは卒業式にさえ顔を出さずそのまま街を離れ、そのすぐ後に両親も引っ越し、連絡手段は途絶えた。
そして成人式で久しぶりに再会し、変わってない顔に安心して……――
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