【side・千】

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――……心地よい感覚のまま、ふと目が覚め眠っていたことに気づいた。 うっすらと目を開けると周りは暗く寝転がったままボケッとする。 懐かしい夢見だったな……。 そう思い静かに目を閉じ、まだ微睡む頭でさっき見た懐かしい夢に思いに馳せる。 悪ぶって怖い顔を作っていたよな。それが全然似合ってなくて……。 それを思い出し一人ふっと笑い再びゆっくりと目を開けると、ぼやける視界にその顔があった。 そうそう、この顔。 ……って、近すぎないか?
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