【side・一】

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「篠塚、お前学級委員長だったよな?休み時間、緒方の校内の案内と授業中の教科書頼んだぞ」 先生の言葉により、転校生と学級委員長というありがちな組み合わせができた。 そしてそれがきっかけでなんとなく仲良くなり、そのまま二人とも地元の公立中に進学した。 中学へあがったその年、親の再婚で俺の名字は代わった。 そして新しい義親に慣れる時間もないまま弟ができた。
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