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「ってーな!!なにすん……っ!」
床に打ち付けられた後頭部と背中の痛みに、軽くクラクラしつつも強く言い返す。
「お前だったからだよ!お前だったからっ……」
そして胸ぐらを掴たれたまま強引にキスをされた。
「ンンッ!やめっ……!」
逃れようとするがその力強さに顔を動かすことができない。
「ずっとお前が好きだったんだ!」
唇を離すと胸ぐらを掴んだままの至近距離から真剣な眼差しが俺を見ていた。
その視線と突然のカミングアウトに、俺の思考は追い付かないでいた。
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